今回は,感触を味わったり指先の感覚を養ったりするため,寒天あそびをしました。
職員が寒天を取り出すと,身体を乗り出し早く触りたい様子の子どもたち。まず,そっと寒天を触ってみました。「どんな感じがする?」,「冷たいかな?柔らかいかな?」と職員が声を掛けると,「冷たい!」,「ゼリーみたい!」と感触を伝えることができました。
次に,寒天の中に入っているビーズや玩具を取り出す遊びをしました。寒天を割ったり指をグッと寒天に入れてつまんだりと,それぞれの方法で小さな玩具を取り出すことができました。
最後に,スプーンでお皿から透明のコップに寒天を移しました。細かくなった寒天は滑り,なかなかすくうことが難しい様子もありましたが,「お皿を持ったら入れやすいよ。」と声を掛けると,お皿からコップへ,コップからお皿へ何度も移し替えたり寒天を入れたコップを陽に透かして色を楽しんだりする子どもたちでした。
寒天は触るとひんやりとしていて,暑い夏にぴったりの遊びです。今回は机上で取り組みましたが,手の平や指先だけでなく肘などで感触を楽しむ子もいました。シートを使用し,足など全身で感触を味わう活動にも取り組もうと思います。(綾織)