今日は,聞く意識を高めることをねらいとして,カルタを行いました。
まず,たくさんある絵カードを1枚ずつめくり,動物や食べ物,乗り物等の名前を確認しました。スラッシュカードのように,次々とめくられていく絵カードを見て,素早く「いぬ!」,「りんご!」と答えていく子どもたち。イラストの名前の確認が終わると,いよいよカルタに挑戦です。中央の青色のマットにカードを並べると「したことある!」,「たくさん取るよ。」と意気込みを伝えていました。
青色のマットの両端に2人ずつ立ち,いよいよ勝負が始まります。職員が「1回だけ言うからよく聞いていてね。」と声掛けを行うと,職員の言葉を聞き逃さないように静かに集中する様子がみられました。職員から「動物」,「お外で使うもの」等のヒントを伝えられると,青色のマットの周りを歩いたり中に入ったりしながら,並べられたカードをよく見て正解を探すことができていました。
職員から伝えられたヒントを聞いて,カードを見つけると「あった!」と大きな声を出しながらカードに手を置く姿がありました。また,一緒に勝負をするお友達よりも先にカードを取ることができた嬉しさを「やったー!」と言葉や笑顔で表現していました。
勝負のなかで,カードを取るタイミングが同じになる場面が何度かありました。その際,職員が「どっちが早かったかな?」と声掛けを行うと「僕が早かった。」,「○○くんの方が早かったと思う。」,「同じだったね。」等,自分達が思ったことを言葉で伝えることができていました。
様々な遊びのなかで,お互いの気持ちを確認したり譲り合ったりすることはとても大切な経験です。それに加えて,今回の活動のなかでみられた「僕が早かった。」という発言のように,自分の気持ちを伝えられることも,とても大事な力の一つです。
これからも,自分の気持ちを伝えたり相手の気持ちに共感したりできるような体験ができるよう,遊びの内容を工夫していきます。(網谷)