案山子と秋桜

朝晩が涼しくなり、夕暮れも早くなって秋を感じさせる頃となりました。夏の暑さを

惜しみながら、皆で秋の壁面作りを始めました。

秋と言えば金色に輝く稲穂とそれを守る案山子、そして風に揺れるコスモス。

いこいの丘の利用者さん達も、朝夕の送迎時「今年は彼岸花が遅いなぁ」、「もうすぐ

稲刈りだね」、「ほら、コスモスが咲き始めたよ!」と周囲の景色に季節の移り変わりを

感じておられるようです。

澄んだ青空に佇む田んぼの守り神の案山子、堂々とした親案山子の周囲を皆さん一人一人の

子案山子で囲み、「着物の柄は何にしよう?帯はこれかな?」と悩んだり、笠の被り方にも

拘ったりして、昔ながらの懐かしい案山子が出来上がり、晴々とした田園風景になりました。

そして満月の下、満開になったコスモス畑。花びらを切って「こんな色もあったよな」と数色の

絵具で色付けです。夏の終わり頃から作り始め、製作日数約3週間。一輪一輪手作りした色とりどりの

コスモスは、生駒高原に負けない(?)くらいの鮮やかさになりました。

これでいこいの丘はすっかり秋一色。

それにしても「案山子」に「秋桜」、まるで「さだまさしワールド」で、「元気でいるか♪」なんて

聞こえてきそうです。