3色の風船を使い,色分けゲームをしました。まず,色の違いを確認するまえに1つずつ「これは何色かな?」と尋ねると,「ピンク!」「水色!」と自信を持って答えることができ,ゲームが待ちきれない程でした。始める前に「この袋はピンクだよ。」,「どこに風船が落ちているかな。」と伝えながら職員が手本を見せることで,同じ色を集めることや全ての風船を入れることが理解しやすくなります。
今回は,お友達と一緒に遊ぶ楽しさも感じられるように2人1組となって取り組みました。お友達の名前を知ったりハイタッチでふれあったりすることで自然と相手への意識がめばえます。「よーい,スタート。」の合図で,風船めがけて進み,色を確認します。風船は,とても軽いため,走って近付くと風が起きて遠くに飛んでしまったり,思わず手から滑り落ちてしまったりするため“そっと動くこと”,“持つ力を調整すること”が必要です。遊ぶ中で自然に気付くことができ,一旦立ち止まったり,前かがみになりながら両手でそっと持ち上げたりと工夫することができました。風船の色分けは,違う色の袋に入れる姿もありましたが,職員と一緒に異なる2色の風船を並べて確認すると,違うことに気付き,どの袋に入れるのか自分たちで探していました。
椅子に座って順番を待つ子どもたちからは,「がんばれー!」と応援する声があがり,お友達を意識することができました。お友達と関わる姿が増えてきたそらグループの子どもたち。それぞれの小さな成長に日々,立ち会うことができることは,私たちにとって大きな喜びです。気持ちを伝えることが難しいときもありますが,自分の気持ちに気付いたり伝える手段を知ったりする大切な場面であるため,1つずつ丁寧にやり取りしていきたいと思います。
肌寒く感じる時期を迎え,体調を崩しやすくなります。インフルエンザなど感染症流行の兆しも見えるため,たっぷり遊んだあとは,栄養,睡眠の充足も心掛けたいですね。(春田)