ほし 朝の会

めばえの一日は子どもたちの元気な「おはようございます!」の声から始まります。今回は,毎朝取り組んでいる朝の会の様子をお伝えします。

まずは椅子に座り「お手々はお膝にピッ。」の合図で背筋を伸ばした姿勢をとります。子どもたちにとっては,最初から「正しい姿勢」や「ちゃんと座る」という言葉を理解し行動に移すことは難しいため,「お尻ペッタン」や「背中ピッ」など,身体の具体的な部分や擬音語を交えて伝えることで,イメージし易いようにします。

格好良い姿勢で朝の歌をうたった後は,一日の流れを確認します。めばえでは,見通しを持って活動に取り組めるようイラストの入った流れ表を使用して順番を確認しています。「今日の活動は?」,「おやつは何?」と意欲的に参加する子どもたちです。一日の流れに変更がある日も,この流れ表を見ることで安心して過ごすことができます。流れ表を提示しながら職員が「ご飯の後は?」と尋ねると,「歯磨き!」と答えたりゴシゴシと磨く真似をしたり,それぞれが自分なりの表現で質問に答えることができます。

次に,職員の呼名に応じ元気良く返事をします。「はーい。」と大きな声で答えたり少し恥ずかしそうに挙手をしたり,その日によって様々な姿を見せる子どもたちです。呼名に対して応答するという経験を通してコミュニケーションに繋がるよう,目を合わせたりスキンシップをとったりすることを心掛けています。

全員の返事が終わると,皆で一緒に人数を確認します。「5と1で6人です。」と職員が伝えると,手で上手に数字を作る子どもたちです。1から10までの数唱も上手になってきており,朝の会や絵本を読む時,便座に座る時など様々な場面を通して数に親しむきっかけ作りをしています。

最後は,一日頑張れるよう皆で「えいえいおー。」をして活動が始まります。

子どもたちにとって,着座することや集中しながら話を聞くことはまだ難しい面もありますが,毎日の積み重ねによって落ち着いて座ることができるようになってきています。また,流れも定着してきており子どもたちだけで朝の会ごっこをするなど,微笑ましい光景もよく見られます。今後も毎日の継続によって様々な力を身に付けられるよう,朝の会などの集団活動に取り組んでいきます。(坂元)