今回は,子どもたちがめばえに来て最初に取り組む「朝の準備」について,ご紹介します。お友達や職員と言葉やハイタッチであいさつした後は,靴を片付けます。毎朝,職員と手順を確認しながら取り組んでいる子どもたち。自分でマジックテープを外したり靴箱に入れたりと1人でできる部分が増えています。
次に,荷物を整理します。鞄から連絡帳,歯ブラシを取り出し,決められたかごに入れます。入口から近い位置に机を設置することで,すぐに準備ができるよう工夫しています。
写真カードがあることで,何をどこに出すのか視覚的に分かり易くしています。「朝の準備」には,鞄のファスナーを開け,取り出す荷物を確認し,取り出して所定の場所に片付ける・・・などたくさんの手順があります。「連絡帳持ってきたかな。」「カードを見てね,ここに出すよ。」など1つずつ声を掛けたり職員が道具を予め揃えて,一緒に確認したりすることで,個々のペースを保ちながら最後まで準備できるようにしています。
また,「タオル」「オムツ」「パンツ」と取り出し,排泄の準備をします。毎朝,継続することで,手順に沿って最後まで準備できるようになってきました。
身の周りのことが自分でできることは,大切な発達の基盤です。意欲的に取り組むことができるようになるには,子ども自身が「自分でやってみたい。」という気持ちになるような環境が必要です。今後も意欲が高まるような環境設定を工夫していきます。
さて,暑かった夏も終わり,だんだんと過ごしやすい季節になります。引き続き体調に気をつけながら,楽しい活動にたくさん取り組みたいと思います。(春田)