夏の暑さも本格的になってきました。めばえでは,毎年恒例のプールや氷あそびを通して季節感のある遊びを楽しんでいます。
本日は,手足を使った全身の動きを引き出すことをねらいに,ボールを使って遊びました。まずは,職員とキャッチボールです。ボールを目で見ながら距離間をつかみ,タイミングを図る必要があるます。「せーの。」,「キャッチ。」と職員が声を掛けながら数回繰り返すと,ボールをキャッチできました。
次に,足でボールを挟みながら進みます。内ももの筋力を使いながら前に進むため,身体の動きに加えて集中力も必要です。それぞれの身体の大きさなどに合わせて進む距離や挟むボールの大きさを調整すると「できた!」と伝え,達成感に繋がったようでした。ゴールまで到着すると,UFOキャッチャーのように足でボールを挟んでかごに入れます。この動作も見る力や筋力の継続が必要です。ボールを落とさないように一生懸命な姿が可愛らしい子どもたちでした。
さらに,フラフープの輪を通るようにボールを投げる遊びにも取り組みました。今回は,動作獲得の発達に沿って「転がす」,「下から投げる」,「上から投げる」といった3つの段階をつけました。また,力加減や目標物を狙うといった点でフラフープを使用しました。
最後に風船を足で蹴ります。蹴る動作の前段階として,安定した歩行や片足でバランスをとること,目と足を協調させることなどが必要です。次の段階では,蹴る前に助走をつけ,軸足を大きく踏み込むことで蹴る力を大きくすることができます。ボールを違い,ふんわり,ゆっくりと落ちてくる風船を蹴ることは難しいですが,じっと待って蹴ることができました。
活動後の振り返りでは「先生に“えいっ”したよ。」,「キックできた!」と満面の笑みで伝えていました。子どもたちが“できた”と感じた様子を見ると,私たち職員も嬉しい気持ちになります。自己肯定感が大切だと言われるように「できた。」,「がんばった。」と子どもたち自身が感じるような活動を今後も計画していきます。(春田)