ほし こいのぼり制作

子どもの日が近付き,街中にこいのぼりが泳ぐ季節となりました。送迎バスの中でも「こいのぼりがいるよ。」と嬉しそうに教えてくれる子どもたちです。めばえにも子どもたちの手作りこいのぼりが泳ぎます。

本日はポリ袋とスズランテープ,新聞紙などの身近な素材を使用し,こいのぼり制作をしました。最初は,ポリ袋に目と鱗を貼ります。画用紙に貼った両面テープを剥がす動作が難しい様子でしたが,少し端を剥がして提供すると次々に剥がすことができました。

次はスズランテープを割いて旗を作ります。左右の手を前後左右に動かしながら,上手に割くことができました。用意していたテープを指差し「もう一つする!」と意欲的な姿を見せていました。

たくさん指先を使って,こいのぼりができ上がりました。手先の器用さを表す言葉を巧緻性と言います。巧緻性を高めることは,日常生活では食具の使用やボタン掛け,筆記具を持つ動作に繋がります。また,単に指先の使い方が器用になるだけでなく,目の前の対象物を見て自分の指先に意識を向けることで,集中力の向上を図ることもできます。そして,様々な事柄に意欲的に挑戦しようとする力,物事に根気強く向き合う力にも繋がっていると言われています。

最後に「こいのぼり」の歌をうたいながら,部屋の中を泳がせました。「僕が作ったよ!」と,自分のこいのぼりができたことに満足そうな顔を見せていました。

今後も様々な季節や素材に親しみながら,子どもたちが楽しんで指先を使うことができる活動を行っていきます。(坂元)