にじグループのみんなが大好きなお絵描きを,『好きなもの』というテーマで行いました。まずは,クレヨンを使うのでスモックを着ます。腕を服の袖に通すことも上手になってきています。難しい時は支援者が手添えしながら手伝いますが,今回はほとんどの子どもたちが「もう少し引っ張ってみよう。」といった声掛けのみで着ることができていました。
スモックを着たら次は『好きなもの』を考えます。好きな生き物,乗り物等を聞いてみると「僕はクワガタ!」,「消防車が好き!」といった答えが返ってきました。中には『好きなもの』という枠組みで考えることが難しい子どもさんもいたので,次に「今までのお絵描きでは何を描きましたか?」と聞いてみました。すると,「虹を描いたことがあるよ。」,「お花も描いたよ。」,「私はアンパンマン描ける!」など,たくさんの答えが集まりました。その中から,それぞれが描くものを決めていよいよお絵描きのスタートです。
最初の1枚は,支援者からの質問に答えたものを描く子どもたちでしたが,徐々に想像が広がって「恐竜も描きたい。」,「カマキリってどんな形かな。」という声が聞こえるようになりました。そこで,プロジェクターを使用して個々の実態別に実物の写真やイラストを映し出すと,形を見ながら描くことができました。花の色,生き物の足の数,乗り物の部品等,細かいところまでよく捉えていて,観察力も高まっていることが感じられました。
描いた作品に自信が持てたようで,お友達同士で「これ見て!」,「上手に描けたよ!」と声を掛け合う姿があったため,作品を発表する機会を設けました。自分が描いた作品を手に持ち,みんなの前で「消防車を描きました。」,「たくさん色を使ってお花を描きました。」など,発表する子どもたちの表情は自信と達成感に満ちていました。次回は,大きな紙にみんなで1つの絵を描くような活動もしてみようと思います。楽しみにしていてくださいね!(玉利)