ほし 親子療育

めばえでの活動のねらいや遊びを知っていただき子どもたちと触れ合う機会を設けることを目的に行っている親子療育で粉あそびを行ったほしグループの様子をご紹介します。

初めに「手」についての話を通して感覚あそび,指先あそびが手の細かい動きに繋がることを確認しました。手の動きに不器用さがあったり物を落とし易かったりする原因の1つに身体をイメージを掴むことが苦手ということがあります。指先の動作はとても難しいです。指を1本ずつ親指と合わせられるくらい動くようになると普通箸などの細かい複合動作に挑戦できるようになります。

次に「だるまさんの」の絵本を使ってふれあいあそびを行いました。「だるまさんの~手!」「だるまさんの~毛!」の言葉に合わせて手を揉んだり頭を撫でたり,大好きなお父さんお母さんに触ってもらうことは子どもたちにとって嬉しく心地よいことです。関節を動かすイメージで子どもさんの手足を動かしてあげることも十分な刺激になるためご家庭でも隙間時間がありましたら試されてみてください。

手を動かした後は白玉粉,小麦粉の両方を提供し手触りの違いを感じてもらいました。子どもたちは自分の手の平に粉を広げたり「見て!」と伝えたりとたくさんの笑顔がみられ,手を真っ白にしながら一緒に遊ぶ保護者の皆さんの良い表情がとても印象的でした。中にはダイナミックに粘土を足につけて遊んだりパン屋さんに見立て,親子でやり取りをしたりと温かい雰囲気が絶えず満足するまでたっぷり遊んだ後は終わりの時間を知らせるタイマーの音で片付けや手洗いも上手に行えていました!

活動後に行った保護者の方との振り返りの中で「普段,家で粘土を使うことは少ないですが楽しそうに遊んでいたためやってみようと思います。」「前は粘土などを触れなかったのですが触れている姿を見れて良かったです。」など嬉しいお言葉をたくさんいただきました。“これなあに?”が増えているほしグループの子どもたちです。子どもたちが様々な遊びと出会い楽しいと感じることができる新しい活動も取り入れていきたいと思います。(浜脇)