12月も折り返しに入り,つい先日までは少し暖かさを感じる日もありましたが,いよいよ冬本番。寒さが厳しくなってきました。
太陽が出て少しだけ暖かくなる午後に園庭遊びを行うのが楽しみなそらグループの子どもたち。午前中は「塗り絵」に取り組みました。
今回は,〇や△などの簡単な物からアニメのキャラクター等の2色以上の色を必要とする物。細部まで色を塗る必要がある少し難しい物まで5~6種類ほどに取り組みました。
たくさんの塗り絵の中から好きな絵を自分で選んだ子どもたち。まずは良く絵を見て何色にしようかイメージを膨らませているようです。
イメージを持ったら,さっそくクレヨンを持って色を塗り始めました。
自分のイメージ通りに一生懸命色を塗っていく子どもさんもいれば,どんどん色を変えてカラフルに色を塗っていく子どもさんなど,取り組み方は様々です。しっかり利き手の指でクレヨンを握って満足するまで色を塗ることができました。
塗り絵の活動1つでも,たくさんの事を子どもたちに促すことができます。
「色の認知」「形の認知」から始まり,「思いのままに色を塗ることによる気持ちの発散」も促すことができます。さらに一歩進んで,筆圧を維持しながら色を付けるために,「クレヨンを持つ(安定させる)指先の力」や枠内に色を収めるために「クレヨンの先がどこにあるのかイメージする力(空間認識能力)」を促すこともできます。これらの力はこれから幼稚園や小学校に行った際,鉛筆等で文字を書く時にも必要とされています。
それぞれの方法で塗り絵に取り組み大満足の子どもたち。最後に自分で塗った絵を見せてくれました。
今後も,遊びの中で様々なことを吸収していく子どもたちの成長を見守りながら活動を行っていきたいと思います。(迫)