段ボールや紙,牛乳パックなど身近にある素材は子どもたちの素敵な玩具に生まれ変わります。本日は大きなビニール袋を使い遊びました。「白」と「青」の2種類から選んでもらうと指差しや言葉で意思を伝えることができ“自分”の袋で時間いっぱい遊ぶことができました。
ほしグループの子どもたちからすると自分の身体と同じくらい,もしくは大きな袋を支援者が膨らませると風船のように風船のように浮かばせたり投げたりして動きを楽しむ姿がありました。投げる動作ひとつにしても力を使ったり身体のバランスを取ったりする必要があります。遊びの中で基礎的な筋肉や体幹も使えます。
次は両手やお腹に力を入れて袋をぎゅーっとしぼませます。口がきゅっと結んであるため少しの力では空気が抜けません。支援者やお友達と一緒に「せーの,ぎゅー!」と言いながら協力する姿もあり人との輪の拡がりを実感しました。
中には思い切り腕を振ったりくしゃくしゃと丸めたりして音を聴いている様子もあり,ひとつの素材からいくつもの遊びに拡げることができました。
一人で満足いくまで遊び込むとお友達に「どうぞ。」ができるようになったり「一緒に。」と輪ができたり,対人関係の面で拡がりが出てきます。“こんな風に遊べるよ”“みんなで遊ぶと楽しいよ”と言ったことを療育や遊びの中でも伝えていけるよう職員一同,努めていきます。(浜脇)