本日は,まねっこあそびの活動を行いました。
まずは『まねっこ おやこ』の絵本を見てみます。お話が進むなかで,たくさんのどうぶつたちが親子でまねっこをしています。読み聞かせが終わった後「今日はどんなまねっこあそびかな?」と期待感を募らせる子どもたち。職員からの声掛けに対し「まねっこしたい。」「ぼくもできるよ!」等の頼もしい声が聞こえてきました。
始めに,指あそびに合わせてまねっこあそびを行いました。
今回は「かみなりどんがやってきた」「あたま かた ひざ ぽん」の指あそびに取り組んでみました。リズムに合わせて身体の各部分を隠したり押えたりすることで,場所の確認をすることができました。自分自身の身体のパーツが分かるようになると,大人からの指示(「椅子はお腹の前で持ってね。」等)も具体的に理解でき子どもたちができるようになることが増えます。できることが増えると,子どもたち自身の自己肯定感も高まり,様々なことへのチャレンジ精神や忍耐力の獲得にも繋がります。
次に『だるまさんと』の絵本を使ってまねっこに挑戦です。お友達や職員とでペアになりまねっこに取り組みました。絵に合わせて,背中を合わせたりギューッと抱き合ったりとしっかりと絵の通りの動きをすることができました。何かをみてその通りに動いたり真似をしたりすることは子どもたちの発達において重要な役割を果たします。動きを真似するためには人や物の動きをもっとよく見ようとするため認知面の発達が期待されます。また,真似をする中でお手本の細かな動きを見分けているため瞬発力(目で見てから動作に至るまでの速さ)の向上にも繋がると言われています。
さらに,相手との身体の触れ合いを通して,他者の存在を意識するようになります。その意識が社会性や協調性(人やその場の雰囲気を感じ合わせる力)を養うこともできます。
最後に,ジャンプマット・フラフープ・ボールを使ってダイナミックなまねっこあそびに取り組みました。コースが準備される様子をジーっと見ている子どもたち。今から何をするんだろう…はやくやってみたい…とワクワクがたくさん伝わってきます。職員の手本を見て意欲が高まってきました。「誰からやってみる?」と聞いてみると…「はい!」「僕から!私から!」とたくさんの手が上がりました。実際に取り組んでみると,さすが身体を動かすことが大好きなそらグループの子どもたち。しっかりと職員の真似をして,ジャンプ・フラフープくぐり・ボールキックをすることができました。
本日の活動では,人や物の動きに注目し真似をすることをねらいとして取り組みました。ねらい通りに活動に取り組めたそらグループの子どもたち。指先から全身まで充分に動かすことができ大満足の様子でした!テレビから流れている音楽に合わせてジャンプをしたり手拍子をしたりする等,普段の日常の中でも簡単にできるまねっこあそびがありますので,是非お試しください。(網谷)