2~3歳ごろからお絵描きや製作あそびが少しずつできるようになってきます。はさみを使うことで遊びの幅が拡がりますが怪我のリスクもあり心配な方も少なくないのではないでしょうか。はさみを扱うには,ある程度の握力や手を開く力が必要になります。まずは大人が使っているところを見せ,はさみに対しての興味が出てくると練習も楽しくなると思います。
今回の活動でも実際にはさみを使うことが初めてという子どもさんが多くどきどきの挑戦でした。指を入れる場所を一カ所ずつ確認し「ぐー,ぱー。」の掛け声に合わせて手を開閉してもらうとゆっくりと慎重に動かす子どもたちでした。
実際に物を切るためには,切る対象物を真っ直ぐに持ったりどこを切るのか見通しを持ちながら目で確認したりすることも大切です。切ることができた嬉しさから目線が手元から外れてしまう場面もありましたがその都度,声を掛けることで集中して取り組むことができました!
はじめは“チョキン”と1回だけ切る練習をお勧めします。今回はライオンのたてがみに切り込みを入れていく教材に取り組みましたが短冊状に切った折り紙や新聞紙でも十分な練習になります。
これからもご家庭では難しい活動や集団の強みを活かした活動を提供し子どもたちの育ちを支えていきたいと思います。(浜脇)