感覚あそびは感覚からの刺激により,考えて行動できる「感覚統合」に繋げることを目的としています。例えば,公園にあるブランコは鎖を手で握ることや身体のバランスを取ること,足で勢いをつけること等が互いに作用し遊ぶことができます。これが様々な感覚を働かせ「感覚統合」に繋がるとされています。
今回は透明なスライムにビーズやスーパーボールを入れ多種の感覚を感じながら遊びました。スライムの柔らかさとビーズ,スーパーボールの硬さが手に伝わったのか子どもたちからは笑みが零れ夢中になって遊ぶ姿がありました。
活動の途中でスーパーボールを取り出せるか声掛けを行うと表情が変わり真剣なまなざしの子どもたち。スライムを剥がしたりスーパーボールをしっかりと指で摘まんだりしなければならないので指先を小さく動かしています。粘土や新聞紙あそびでもこの動作が可能です。
このような動作を遊びの中で楽しく積み重ねることで筆記具を指で支えて持ったりお箸を正しく扱ったりする生活動作の力になります。
暑い日が続きますが屋外で大きく身体を動かした後は室内でできる遊びで身体を休めながら元気に過ごしていただきたいと思います。(浜脇)