そら 風船

本日は,風船の活動を行いました。外はあいにくの雨でしたが,そらグループの子どもたちは元気いっぱいのようです。

 

たくさんぶら下げられた風船が部屋に設置されると,「なにー?」と興味津々に近づいてみたり,手を伸ばしてみる子どもたち。

しかし,ただ手を伸ばしただけでは届きそうで届きません。子どもたち手や両足に力を入れ,精いっぱい背伸びをしながら風船を触ろうとしています。

背伸びをすることで,自然とつま先立ちになったり,身体全体が真っすぐ上に伸びることで身体のバランスとしては不安定になります。その不安定さを補うためにはバランス感覚以上に足の筋肉や体幹周りの筋力(腹筋等)の身体を支える力が必要になってきます。子どもたちはこのような遊びの中で自然とそのような力を養っています。

たくさん背伸びをして少し疲れた子どもたち。次は職員と一緒に挑戦です。

抱っこしてもらって直接風船を触ったり,新しく作ってもらった風船を使ってぶら下がっている風船を叩いてみたりしています。

    

1人では届かなかった子どもたちも,道具の使用や他者の協力を得て出来たことでそれぞれが「できた。」を感じることができました。抱っこして欲しい時や,風船が欲しい時にはしっかり,「だっこしてください。」「風船ちょうだい。」を言葉やジェスチャーで伝えることができましたよ。今回は職員相手での練習でしたが,次回は子どもたち同士でのやり取りにも挑戦してほしいと思います。

最後には,たくさんの風船が教室内に飛ばされました。色とりどりの風船が飛んでいく様子に大興奮の子どもたち。「赤色!」「僕は青がいい!」と自分の好きな風船を持ってたくさん遊ぶことができました。風船を思いっきり叩いたり,蹴ったりすることは子どもたち自身の気持ちの発散にも繋がります。その他にも,風船を割らないよう扱うことで微妙な力の加減を遊びの中で感じたり,たくさんの色を使うことで色の認識へ繋げることもできます。1つの活動の中でたくさんの観点から子どもたちの成長を感じることができる日々の活動を今後も続けていきたいと思います。(迫)