4月1日に、新規ご利用者の歓迎会を行いました。歓迎会の計画はウィズご利用者の会(自治会)の会長と副会長が立て、その計画に他の利用者の方々が協力し準備をされました。「最初は僕たちが歓迎の言葉を言おう。」「新人さんに自己紹介してもらったら、主任や所長からも一言言ってもらいましょう。」「そしたら私は主任や所長にお願いしてきます。」など、会の進め方や役割も利用者の方々が協力して考えられました。その様子から“自分たちで後輩をしっかりと迎え入れよう”という気持ちが伝わってきました。われわれ職員は、時折「こうしたらもっと良くなるのでは」と気付きを持てるような声掛けをし、後方支援に徹しました。
会が始まると、会長と副会長が緊張した様子で始まりの挨拶と、歓迎の言葉を述べられました。緊張して下を向いたまま話されていましたが、想いが伝わるとてもいい内容でした。その後は新規ご利用の方々も緊張されながら自己紹介をされました。
会が終わった後、職員から利用者の方々に「歓迎の言葉や自己紹介、すごく良かったですね。」「皆さんの方を向いてお話出来たらもっと良かったと思います。」と声を掛けフィードバックを行うと、利用者の方々から「緊張してしまいました。次は頑張ります。」「終わってみれば楽しかったです。」等の振り返りの言葉と感想を聞くことが出来ました。
ウィズではエンパワメントの観点から、職員が極力介入せずにご利用者が主体となって活動に取り組めるよう側面的なサポートを心がけています。利用者の方々が「自分たちだけで出来た。」「次はもっと上手に出来るように頑張ろう。」と経験と成功体験を積み重ねながら自信獲得に繋がることを目標としています。
今後も、ご利用者の本来の能力のさらなる強化と秘めた力に着目し、エンパワメントアプローチを行っていきたいと思います。(羽月)