郷土食~岩手県~

ひこばえでは各地の伝統的な食文化を知る機会を作るために、毎月いろいろな地域の郷土食を提供しています。
今月は岩手県の「いものこ汁」と「がんづき風」でした。
   
「いものこ」は岩手県の方言で「里芋」のことを指し、「いものこ汁」はいものこを主役として鶏肉、きのこ、野菜など秋の味覚がいっぱい詰まった汁物のことを指します。

「がんづき」は冠婚葬祭の引き出物や日常のおやつとして親しまれているようです。丸いがんづきに、M字にゴマをあしらえたのが、満月を背に飛んでいる雁(がん)のようであることから、「ガン・月」→「がんづき」となったとされています。今回は子どもさんが食べやすいように、ゴマの代わりに甘納豆を使用し「がんづき風」としておやつ時間に提供しました。

 

食べる前に日本地図の絵を提示しながら、岩手県の郷土食のお話をすると「岩手県ってどこ?」「何ていう名前のご飯なの?」と興味深そうに話を聞いており、また美味しそうに食べる姿も見られました。

いろいろな地域の料理に触れることで、子ども達の食の世界が広がると嬉しいです。(中川)