七夕

長かった梅雨も台風の通過と共に明け、いよいよ夏到来です。

連日のように降り続いた雨ですが、7月7日の七夕には太陽が顔を出し、久々の晴天に

恵まれました。

いこいの丘でも例年利用者さんから笹竹を頂き、皆さんそれぞれの想いを短冊にしたため、

七夕飾りを作成しました。

皆さんの願いは「健康」や「家族の幸せ」が殆どですが、中には「美味しい物が食べたい」と

微笑ましいものもあり、「亡くなったご主人に会いたい」との文章には職員も目頭を熱くしました。

いこいの丘の利用者さんは若くしてご主人を亡くされ、その後女手一つでお子様を育てられた方、

家事と子育ての傍ら何十年も仕事をされた方、又、夕方になると毎日家に来られる近所の方達に、

「ご主人の顔を潰してはいけない」と、文句の一つも言わず焼酎やご馳走を振る舞われた方等

様々ですが、皆さんの忍耐強さと逞しさには本当に頭が下がります。

「主人はイケメンだったよ」とか、「優しかった」、「これ、お父さんが好きだったよ」等、

愛情たっぷりで、本当に昭和の女性は強くて優しい。

鹿児島の七夕は8月7日、それ迄ひと月の間、優しい皆さんの願いが叶うよう今日も短冊が

揺れています。