にじ 鬼ごっこ

本日の,にじグループの活動では“鬼ごっこ”に取り組みました。朝から天気が良いこともあり,子どもたちは「今日の鬼ごっこはお外でできる?」と,楽しみにしている様子でした。普段から,増え鬼やボール当て鬼ごっこを楽しんでいる子どもたちですが,本日は「モノ探し鬼ごっこ」と「色鬼」に取り組みました。

「モノ探し鬼ごっこ」では,室内に散りばめられたイラストの中から,鬼役の職員から伝えられたモノを,捕まえられる前に見つけて上に乗るルールでした。「鬼さん,鬼さん,何が欲しい?」の掛け声で,鬼ごっこが始まります。鬼役の職員が「飛行機。」などの,さまざまな物の名前を伝えると,一斉に走り出す子どもたち。鬼に捕まえられる前に,伝えられた物を見つけることができました。また,イラストの枚数に限りがある中で,鬼から逃げるためには1枚のイラストの上に,子どもたち同士で乗る必要があります。逃げ始めた子どもたちは,自然と1枚のイラストを共有し合うことができていました。

このように,何か1枚(1つ)の物を誰かと共有する経験を積み重ねることで,協調性(他者と同じ目標や目的をもって達成しようとすること。)を養えます。さらに,「こっちだよ。」,「まだ入れるよ。」などの,相手を思いやる言葉も聞こえてきたことに,驚きと感動がありました。

次に取り組んだのは「色鬼です。」子どもたちが待ちに待った園庭に出る時間となりました。「モノ探し鬼ごっこ」で汗を流した子どもたちですが,帽子を準備すると「早くお外行きたい。」と,まだまだ元気いっぱいです。

「色鬼」では,鬼役の職員から伝えられた色の物を見つけて,カゴに入れるルールで取り組みました。まず,指定された色でどのような物があるかを確認しました。園庭に散りばめられた玩具を見て「青色のスコップがあるよ。」,「先生たちのズボンは黒だね。」など,色を意識して物を探す様子がみられました。実際に,鬼役の職員から色が伝えられると,バケツやスコップなどの玩具に一目散に走る姿がありました。また,指定された色の物を見つけ,逃げ切ることができると「頑張れ。」と,お友達を応援する様子もみられました。さらに,玩具が少なくなってくると,職員のエプロンやお友達の靴の色などからも見つけることができ,手を繋いで逃げることで,自然と他者と触れ合う経験もできました。

本日の鬼ごっこの活動では,他者と関わることをねらいとしたルールで取り組みました。今後も,遊びの中で色々なお友達や大人と関わる経験が積み重ねられるような活動を考えていきます。(網谷)