散歩で人参ゲット!

いこいの丘では天気の良い日、昼食後の散歩を日課にしており、歯磨きを終えみんなで園庭に繰り出します。

利用者さんたちは殆どの方が農業経験者で、野菜や花の生育具合が気になるようで、花を見ては立ち止まり、

畑を見ては立ち止まり、なかなか歩が進みません。散歩というよりは散策ですね

でも、少しでも多く陽に当たれば体内でビタミンDが形成されていいかもしれません。

今更お肌のシミも気にしませんよね!

今日はしろやまの風の職員が人参を収穫しているところで、気が付くと男性利用者さんが

抜いたばかりの人参を手にしています。職員も快く分けてくれたようで、ありがとうございました。

ご覧ください、この嬉しそうな顔!

早速食べたそうな様子、今ご飯食べたばかりなんですけどネェ。

まあ、食後にフレッシュ野菜のデザートも悪くないか・・・

ということで、いこいの丘ワイルドナンバーワンの利用者さんはサッと水洗いしがぶり!

「んまか!」、横で見ていた女性利用者さんも一口ご相伴。「甘いな!」と感激!(採れたてですから)。

いつも畑を見て「だいぶ実が付いてきたな」とか、「これはもう採っても良かど」と

気になって仕方がないようなんです

他の方達も枇杷の実が気になったり、皆さん散歩は二の次。花より団子のようです(笑)。

 

あく巻き・イチゴ大福

5月2日、初夏のような陽気の中、しろやまの風・いこいの丘合同のクッキングを開催しました。

久々の子供から高齢者揃ってのイベントで、メニューは懐かしの『あく巻き』とみんな大好きな『イチゴ大福』。

職員も竹の皮や灰汁、もち米、薪を準備し、端午の節句を迎えようと張り切りました。

でも小さいときから何度も食べてはいるけど、作るのは初めての職員ばかりで、いよいよ竹の皮にもち米を包もうとした時、

いこいの丘の利用者さんの知恵と経験が披露されました。

平たい竹の皮にもち米を上手に包む方法や、焦げ付かないように鍋への入れる方法。細かいことですが、

「なるほど!」と思える事ばかりで、さすが経験者集団、ホント頼りになります。

そして集中力の高さと手際の良さ、あっという間に30数本が巻き上がり、その傍らでは、

生活介護の利用者さんたちが一足早く『イチゴ大福』作り、職員と一緒にあんこを包むのに

悪戦苦闘されていました。後でゆっくり食べてくださいね!

いこいの丘の利用者さんはチョット疲れましたかね?ゆっくりお昼寝していただき、午後からに備えます。

クッキング第2弾、『イチゴ大福』作りです。午後からは放デイの子供さんたちと一緒に皮を広げる等のお手伝い、

小さな手で一生懸命大福つくりをする姿を目を細めながら見ておられました。無条件に可愛いのでしょうね、

皆さん子供さんたちのことが大好きなんです。

さて自分たちの大福つくりもしましょう!子供さんたちのお手伝いでコツを掴んだのでしょうか、

あんこがはみ出すことも無く、綺麗に包むことが出来ました。

いざ実食、「うんまか!」と言いながらあっという間に完食!、一つでは足りなかったようです(笑)

今回のクッキングは職員もいい勉強になりました。来年は『かからん団子』に挑戦かな?

つつじ

4月某日、花見は花見でも「つつじ」見学に行って参りました。

鹿児島県内には多くの桜の名所がありますが、今年は桜の開花状況が読み辛く、

そうこうしている間につつじが満開になりました。

毎年場所選びや、お楽しみの昼食を厳選するところですが、残念なことに今年は新型コロナウイルスに

人々の多くの楽しみを阻まれ、「三密」を避ける為食事会は中止です。

それでも、一目「みんなで春を感じよう!」とお出かけしました。

幸い人の姿も殆ど無く、こんもりときれいに剪定されたつつじが皆さんの気分を盛り上げてくれ、

「桜も良いけど、ツツジはいろんな色があるし数も多か、良かなぁ!!」と喜ばれ、桜に負けじと一斉に花開いた姿は、

確実に春到来を感じさせてくれました。

そんな訳で、花見御膳も無く簡素な花見でしたが、どんな花も愛する皆さんは春を謳歌してくださったようです。

桜は毎年咲きます。(つつじもね!)

「来年はきっと今年より素晴らしい春が来る」と期待しましょう!

誕生会

4月に入り、草木や陽光の力強さを感じる頃となりました。

いこいの丘では毎月利用者さんのお誕生会をおこなっており、今月も満90歳を迎えられた方が

いらっしゃいます。

創設当初からご利用いただいておられる方ですが、お元気なお姿は今も少しも変っておらず、いつも笑顔を

絶やさず、いこいの丘のクッキングにも率先して参加してくださいます。ちょっとしたことにも

「ありがとう、ありがとう」職員を労ってくださり優しいお母さんです。

当日は3月末にお誕生日を迎えられたばかりの男性利用者さんも通所されていた為、バースデーケーキを

作り一緒にお祝いさせていただきました。

その方は数少ない男性利用者で、いつも冗談を言って場を盛り上げてくださり、気遣いの方です。

お二人に共通することは「とにかくよく働いた」ということで、女性利用者さんは仕事に家事に畑仕事。

男性利用者さんは仕事で技術指導の為海外にも行かれ、海外での逸話も聞かせてくださいますが、

その傍ら天文館にもよく通われたようです(笑)。

その実体験から、いこいの丘の2名の独身男性職員にも女性のハートの射止め方を享受してくださいますが、

果たして彼らはその教えを上手く活かせることが出来るでしょうか(?)

ともあれ、今年も皆でお祝いすることが出来て職員一同本当に嬉しく思います。

昨今、暗く心配なニュースばかりですが、いこいの丘の利用者さんは風邪一つひかず、

元気に過ごされています。

今後も皆さんが心配なく利用していただけるよう衛生面に万全を期して参ります。

バレンタインクッキング

今年も世の男性が待ち焦がれる(?)バレンタインがやってきました。

時代と共にチョコレートの意味合いも変わり、最近は「義理チョコ」は廃れ、

自分にご褒美の「自分チョコ」等も人気なのだそうです。(自分で食べるのはいつでも買えばいいのに・・・)

いこいの丘も数少ない男性利用者さんのために、「チョコより腹持ちするスイーツを!」という事で、

女性利用者さんと職員で、力と愛を込め「からいもケーキ」をレッツクッキング!

最初は見ていただけの男性利用者さんも、興味が湧いてきたのか皆さん参加されました。

材料をきれいに練り込むにはなかなか力が要ります。男性利用者の為の「感謝スイーツ」なのに

手伝わせてしまってすみません・・・

 

でもお陰様で「しっとりあま~い」ヘルシーケーキが出来上がりました。お土産にお持ち帰りいただき、

次に来られた時には「美味かったど!みんな食った」ととても喜んでくださいました。

そんなに気に入ってくださったのなら、又近々作りましょうね!

そういえば、ホワイトデーなんてのもありましたね・・・


 

節分

早いものでもう2月、三寒四温を繰り返すうちに梅や木蓮の花が目に付くようになり、

季節の区切りの節分がやって参りました。

今年もいこいの丘では皆さんに福がやって来るようにと豆撒きの行事を計画し、

多くの利用者さんに参加していただきました。

去年は一人で奮闘してくれた鬼さんも、今年は相棒(?)を連れてやってきたのです。

鬼の相棒と思いきや、ナント「お福さん」!

なるほど皆さんも「鬼は外、福は内」で納得され、お福さんを大歓迎してくださいました。

昼食も済ませ昼寝もし、体調バッチリでいざ豆撒き開始です。

本物の豆は後始末が大変、皆さんが歳の分だけ食べるにはお腹を壊してしまいそうなので、

お手玉とソフトボールで鬼退治を開始。

鬼にだけ当てればいいと思うのですが、もう皆さん鬼だろうが福だろうが、

滅多やたらに投げるは投げるは・・・

ほとんどドッチボール状態。(これで本当に鬼が退散して福が来るのか心配です・・)

それでもストレス発散にはなったようでそれが何より、鬼とお福さんもせっかくのメイクが崩れかけ、

這う這うの体で逃げ帰っていきました。

今年も良い年にになりますように!

初詣

あけましておめでとうございます。

いこいの丘は年明けから皆さん元気に来所してくださり、2020年も明るく迎える事が出来ました。

 

ご家族の帰省でご馳走三昧だったことやお孫さんにお年玉を上げたこと、元旦の照国神社で

参拝客の多さに驚いたこと等々、楽しかった事を色々話してくださいました。

今年はネズミ年。十二支の『始まり』の干支であり、ネズミは多産で繁栄の象徴とされていますね。

そこでいこいの丘では、今年から高齢の皆さんが寒い中長い参道や階段を歩かなくて済むよう、

施設内でお詣りをした気分になれればという事で、工芸部長が『』の鳥居を設えてくれました。

畏れ多いので御社はありませんが、本物紛いの鳥居の前で早速皆さん本坪鈴を鳴らし、神妙に

「家内安全、健康長寿」と手を合わせおられました。祈りは想いですから、何処で手を合わせても

きっと願いは通じ、皆さんも御家族も『繁栄』されますね。

鳥居の隣の絵馬掛所にもお一人ずつ絵馬を奉納され、無事に初詣を終えられました。「今年も良い年になりますように」

又、昼食前には「七草」ってどんな植物?と、皆で記憶を手繰って勉強したり、3時のおやつには

ぜんざいを食べ、お正月を満喫しました。

今年もいこいの丘の活動をお伝えして参りますので、ご覧いただけますよう宜しくお願い致します。

クリスマス会

今年もクリスマスがやってきました。

活動室もクリスマスの飾りつけや音楽で満たされる中、昨年より多くの利用者さんが

参加してくださいました。

午前中は入浴やマッサージ、そしてみんなでテーブルゲームをしてゆったりと過ごして

いただき、その間に女性職員で美味しいクリスマスランチを準備しました。

因みに今年のメニューは『コンソメピラフ・ポテトサラダ・キッシュ・トマトクリームシチュー』です。

和食に馴染んだ皆さんは、手作りランチョンマットに置かれた全てカタカナの献立表を見て、

「どんな料理が出て来るのだろう?」と興味を持たれたようです。

料理とノンアルコールのシャンパンが配られ、阿久根施設長の乾杯の音頭で「メリー・クリスマス!」。

皆さん黙々と箸を進められ、「美味くて物を言う間も無い!」と喜んでくださり、いつも昼食は2割程しか

召し上がらない方も普段の2倍以上も召し上がり、頑張って作った甲斐がありました。

そして女性利用者さんが一緒にクリスマスケーキ作りを手伝ってくださり、生クリームを塗ったり

トッピングをして出来上がって行くと「ワア!美味しそうやな!」と笑顔いっぱいです。

午後はお馴染み職員の仮装大会やカラオケ、今まで聞くだけで中々マイクを握ることが

無かった方も、自慢の喉を披露してくださり、気持ちも若返ったようです。

今年のサンタはいこいの丘の仮装部長Tさん、サンタガールの衣装を纏った摩訶不思議な

様相で皆さんにプレゼントを渡しますが、彼の仮装は毎回皆さんから大うけです。そして、

女性利用者さんが作って下さったケーキを披露、歓声が上がりこれまた完食!

高山副施設長からダブルでプレゼントもあり、それぞれ仲の良い方やサンタと一緒にカメラに

収まったり、皆で記念撮影。今日の記念にとランチョンマットや献立表を持ち帰る方もいらっしゃり、

アッという間に楽しいイベントが終了しました。

皆さん来年も又是非参加されてくださいね!

本年もいこいの丘通信をご覧くださりありがとうございました。

どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。来年も宜しくお願い致します。

チャン・プイプイさん

12月3日、いこいの丘にアジアから研修生が来られました。

マレーシアからの女性研修生で、お名前は「チャン・プイプイ」さん。笑うとえくぼが出て、

お名前の通りとっても可愛い方で、年齢はシークレットだそうです。

最初は少し緊張された様子でしたが、利用者さん達に紹介され、皆さんがご自分のおばあさまと

同じような年齢である事と、笑顔で迎えられたことに安心されたようでした。

早速利用者さん達とクリスマス飾りの作成をされたり、テーブルゲームのジェンガにみんなで

ハラハラドキドキ、利用者さんの屈託の無い接し方に一体感が生まれたようです。

昼食時に、お国のクリスマスの様子を話して下さり、家の中はツリーは飾るけどいこいの丘の

ような壁のデコレーションや吊るし飾りは無く、とても綺麗と褒めて下さいました。又、マレーシアは

平均気温が25℃くらいあるので、鹿児島とはいえ寒くてチョット辛いと言われていました。

昼休みに「今日の実習の記録をつけたい」と言われ、その内容を少し見せていただきましたが、

辞書も使わずに正しい漢字を書かれ、「てにをは」も間違える事無く使われていることに職員達は

感心するばかり!

チャンさん達はこの研修の為に1年程日本に滞在されており、もちろん日本語も勉強されてきていますが、

綺麗な言葉と語彙力、そして話すだけでなく筆記にも長けており、「自分が海外に1年滞在したからといって、

これ程語学を習得できるだろうか?」と考えるとその能力の高さと努力に頭が下がります。

 

 

そして午後からは利用者さん達とおやつ作りを手伝って下さり、メニューは鹿児島弁で「ねったぼ」、

芋餅です。さつま芋の皮剥きをお願いしましたが、包丁はチョット苦手という事でピーラーで挑みます。

手つきが良く、アッという間に半分位を剥き終え、白玉粉を丸める作業も手慣れたものでした。

午後のレク、テーブルホッケーでは皆さんと勝負に歓声を上げ、利用者さんを気遣い少し手を抜いて

下さる余裕も見えました。

おやつの時間、一緒に作ったお餅を「美味しい!、東京に帰ったらみんなに作ってあげたい」と喜ばれ、

利用者さん達からは「もう帰るの?寂しいな」と声を掛けられ、いこいの丘の実習が終わりました。

チャンさん、あと数か月、身体に気を付けて頑張って下さい。

 

 

紅葉狩りⅡ

初回の紅葉狩りに続き、参加できなかった方々と共に慈眼寺公園に散策に行って参りました。

木々の色づきは満足いくものではありませんでしたが、前回同様天候に恵まれ、外に出ることが

大好きな方々なので良いリフレッシュになったようです。

上下両方の公園に行き、東屋でおやつを召し上がりながら桜島の噴火を観、「桜島は姿は良いが、

噴火がいかん」等と風景も楽しまれていました。

来年はもう少し色づいたころに行きましょう。