そら ボウリング

今回は対象物を良くみてボールを転がすこと,ボールを転がす時の手や手首の動かし方を確認することをねらいとしてボウリングをしました。

「今日の活動はなに?」「ボウリングするの?」と朝から楽しみな様子の子どもたち。ペットボトルの的についた鬼を見せながら「今日は鬼さんを倒すよ。」と伝えると,節分を思い出したのか,少し緊張した様子もありました。

はじめに対象物を見ながら転がす動きを確認しやすいように,長い棒の上にボールを置いて転がしました。ボールを押すと棒に沿って転がっていきますが,バランスボールを使用したことで身体全体を使って転がすことができました。

次に,小さな青いボールを使用しました。「ボールを床につけて転がすよ。」とお手本を示すと注意深く見ている姿がありました。バランスボールとは異なり,ボールを床につけるためには姿勢を低くする必要があります。自然と前傾になったり座ったりとボールを転がしやすい体勢を取る子どもたち。1~3回程の挑戦で的を倒すことができました。

最後は,的を4つに増やして挑戦です。今度は横に逸れないようにするための棒がなくボールもさらに小さくなったため,なかなか当てることが難しかったり最後の1つで集中が切れたりする様子もありましたが,待っている子どもたちから「○○くん,がんばれ!」と次々に声が掛かりました。職員が「この鬼さんを見てね。」「鬼さんの前から転がすといいね。」と声を掛けたり寄り添って真っ直ぐ転がす手本を見せたりすると,お友達からの応援もあり4つの的を倒すことができました。

ボールを使ったあそびでは,投げたり転がしたりするためにバランスの取り方や手首の使い方を知ることができます。自由あそびでもボールがあると積極的に身体を動かす子どもたち。これからも,たくさん遊びながら身体の使い方を知ることができるように支援していきます。

今年度も残り少なくなりました。1日1日を大切に,お友達とたくさん関わっていってほしいです。(綾織)