にじ 制作

3月に入ると“ひなまつり”がやってきますね。子どもたちからは「明かりを点けましょ ぼんぼりに~」と歌う様子がみられています。本日の制作では,一足先に“ひなまつり”を味わうことができるよう,ひな人形を作ります。

活動の始めに「ひなまつりって知ってる?」と聞いてみると「お雛様とお内裏様!」と多くの子どもたちが答える姿がありました。歌にもあるように,なじみ深い“ひなまつり”です。これから取り組む制作に,気合が入っているようでした。

まずは,お雛様とお内裏様の顏に表情を描きます。見本を見ながら,にっこり笑った目やピンク色のほっぺた等,柔らかい表情になるようにそれぞれが描くことができていました。

次に,身体となる紙コップに顔を貼り付け,花紙を使用して着物を作っていきます。お雛様はピンク色やオレンジ色などに,お内裏様は青色や緑色などと,色を使い分けて着物を作っていきました。また,中には見本にはなかったリボンなど,子どもたち一人一人がイメージしアレンジを加えたお雛様とお内裏様が出来上がっており,イメージする力が高まったことや自分の考えを表現する力が高まったことを感じました。

最後は,小さい千代紙で着物の周りを飾り,土台にお雛様とお内裏様を貼り付けて完成です。今回作ったひな人形は,壁に掛けて飾ることができるように,かけ紐を付けました。かけ紐をつける際には,紙皿に空いた穴をよく見て,先の柔らかい毛糸を上手に通すことができていました。

約30分間の制作時間でしたが,最後まで集中して取り組み,全員が時間内にひな人形を完成させることができました。様々な素材や色を見て,自分なりのイメージを膨らませ完成させたひな人形は,どれも素敵な作品ばかりでした。

今年度もあと少しですが,これからもたくさんの遊びを通して,楽しい思い出を増やしていきます。(網谷)