ソーシャルスキルトレーニングカード(児発)・社会性を育む。

朝の会や帰りの会,個別活動の時間にソーシャルスキルトレーニングカードを使った活動をしています。今日は子ども達がよく遊ぶブロックあそびの場面の絵カードを使いました。
支援者が「男の子は何をしているところかな?」と尋ねると「ブロックで遊んでる!」「飛行機を作ろうとしてるみたいだね。」と子ども達。

 

     

 

 

「次にどうしたかな?」の質問には「お友達のブロックを取ってる!」と教えてくれました。
支援者 「飛行機が出来上がった男の子はどんな顔してる?」
子ども達 「楽しそう!」
支援者 「じゃあ,ブロックを取られた子はどんな顔してるかな?」
子ども達 「びっくりしてる。」
支援者 「困ったね。どうしたら良いのかな?」

 

 

子ども達は「“貸して”って言った方が良かったんじゃないかな?」「ちょっと分からないなぁ。」等,しばらく悩んだ後,それぞれ考えたことを手を挙げて発表してくれました。

 

 

3枚目の絵カードを見ながら“誰も使っていないブロックを使う”という方法があることを確認しました。また「どうしても足りないときはお友達にお願いしたり,先生に聞いたりすると良いね。」と子ども達が考えたことについても話しました。

 

ソーシャルスキルトレーニング絵カードは,様々な情報を整理し,焦点化することで,問題点や対処法をみつけていくためのツールです。さまざまな種類の絵カードがあり「身近な出来事の意味」や「場面・状況にふさわしい行動」,「相手の気持ち」等を学ぶことができます。
午後からのブロックあそびでは早速「足りないときは箱から取った方が良いよね。朝の会でお勉強したよね。」と実際の場面でも活かすことができた様子でした。
これからも子ども達の実態に応じた絵カードを活用して,社会性や認知面の向上に繋げていきたいと思います。