にじ 指先あそび

本日は,指先の巧緻性を高めるために指先あそびを行いました。今回は,日常生活で必要となる,お箸,はさみ,鉛筆,袋の結び方の練習を行いました。

まず初めは,お箸の練習です。普段からお箸を使用している子どもさん,現在お箸の練習を頑張っている子どもさん等1人1人の実態に合わせて,ピンセットやエジソン箸,普通箸等を用意しました。食材に見立てた球や大豆を挟んで別のお皿に移す際,ただ移すだけでなくお箸の先端を合わせることや力加減の調節,開閉動作等さまざまなことを同時に意識しなければならないため少々難しいですが,何度も挑戦するうちにスムーズに行えるようになり「お豆もっとちょうだい。」「もう1回してみる。」等前向きな姿をたくさんみることができました。

次は,はさみの練習です。はさみを使う際は,必ず事前に持ち方や使い方等の約束事を子どもさんたちと一緒に確認します。その後,直線や曲線等を慎重に切っていきました。定期的にはさみの練習を行っているにじグループの子どもさんたちは,日々の練習の成果が目に見えて分かる程とても上手にはさみを使用することができました。

次は,鉛筆の練習です。自由あそびで塗り絵やお絵描き,平仮名の練習等をすることが大好きな子どもさんたち。今回は,平仮名表やさまざまな線が書かれた表等それぞれ興味のあるものを選んでもらい取り組みました。書き慣れない線の形に戸惑う子どもさんもいましたが,職員と鉛筆の持ち方や手の動かし方を一緒に確認し丁寧になぞることができました。

最後は,袋の結び方です。最近,にじグループの子どもさんたちは帰りの支度をする際に使用したタオルや衣服を入れる袋を自分で結ぶことにとても意欲的です。1人で結べるようになった子どもさんがお友達に優しく教える姿もよく見かけます。改めて活動の中で職員と一緒に結び方を確認したことで自信や意欲に繋がり,早速帰りの支度時に挑戦していました。

今回は,4つの指先あそびを各10分ずつ行い,計40分集中して取り組むことができていました。今後もあそびや活動を通して,子どもさんたちの成長を支えていけたらと思います。(工藤)