ほし 洗濯ばさみ

本日は洗濯ばさみを使った遊びを2つ行いました。初めは洗濯ばさみを髭に見立てて動物のカードに付ける動作です。

洗濯ばさみを摘まんだり引っ張ったりするには指先の力が必要です。指先あそびは,衣服のボタン掛け,靴の着用,お箸の使用,鉛筆を持つ動作など様々な生活の場面で役立ちます。ほしグループの子どもたちも「できない。」「難しい。」と伝えながらも職員と力加減を調節することで,粘り強く取り組むことができ集中力もついてきたなと感じました!

次に衣服の背部に洗濯ばさみを付け,身体を動かす活動を行いました。思うように洗濯ばさみに手がが届かず苦戦する様子もありましたが,身体をひねったり曲げたりしながら洗濯ばさみを外すことができました。普段の生活では行わない動きのようですが,衣服を着脱する動作を意識することにも繋がります。脳に固有覚と前庭覚があり,固有覚では自分がどんな姿勢や体位を取っているかが見なくても分かり動かすことができます。また,前庭覚では重力に対する頭の傾きや頭にかかる加速度を感じ取ることができ,これらを統合することで身体の位置や動きを知ることができるようになります。これからも運動遊びを通してバランス感覚やボディイメージを養うことができるように楽しい遊びを考えていきたいと思います。(浜脇)